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副市長コラム(令和5年度)

2023年05月16日掲載

令和5年度の副市長のコラムです。

副市長を退任します

 令和5年5月31日をもって副市長を退任します。4期13年が過ぎ、静岡県内では、最長、最高齢の副市長になっていました。実は、3期目の任期が終了する昨年3月、市長に退任を申し出たのですが、令和4年度は、市長の3期目の最後の1年であったため強く慰留され、今日に至りました。この度の市長選挙において、須藤市長が4期目の当選を果たされたことから、今回は退任についてご了解をいただきました。

 地方自治法には、副市長の職務について「市長を補佐し、市長の命を受けて政策・企画を司り、職員の担任する事務を監督する」と定められています。

 私の任期はまだ3年ありますが、行政事務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化や急速な少子化など、今までにない課題が山積しており、新しい時代感覚を持った副市長にバトンタッチすべき時期にあると強く思いました。特に、私は間もなく73歳。部長との年齢が干支の一回り以上離れており、的確な指示や監督が難しくなっていると感じていました。「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」(細川ガラシャ)。ちょっとカッコ付け過ぎですが、そんな心境です。

 また、私が富士宮市職員となったのが1974年。今年で50年目に入りました。振り返れば、旧庁舎でエアコンもなく、そろばんを使っている人もいて、終業後は、一斉に町に繰り出し、おおらかな時代でした。あれから50年。コンピュータ、インターネット、スマホ、さらにはDXの時代となり、市の事務も大きく変わりました。これから先富士宮市がどんな時代に向かうのか、市役所もそれに応えるためにどのように変わっていくのかは、私には分かりません。

 「月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人なり」(松尾芭蕉奥の細道)。時間は止まることなく、旅人のように過ぎていきます。

 昭和、平成、令和と過ぎゆく時代の中を50年間駆け抜けてきました。マラソンでいえば、競技場に入り、第3コーナーを回り、ゴールのテープが目の前に見えています。テープの向こうにある人生を楽しみにしながら、副市長コラムのペンを置きます。

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愛用した万年筆、ペンネームは「役書好字」 愛用した万年筆、ペンネームは「役書好字」

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